アモマットの敷設面積について


基本的にアモマットの合計面積が、部屋の面積の50~70%になるように設計します。

アモマットは、単相200Vを使用します。消費電力・単位熱量は、150W/㎡(200V時)です。

部屋の中で、床の上に重い家具等を置く場所にはアモマットは敷きません。

ただし、ベッドやキャビネットなどでも、脚のあるものはアモマットの敷設されている床上にも設置可能です。

(例)6畳(9.94㎡・中京間) 

   1)アモマット 5㎡(50%、750W) 

   2)アモマット 6㎡(60%、900W)

根太の敷設について

アモマット 幅0.5m、長さ1.2m~3mの製品(GH1001~GH1005)は、幅25cmのマットが2枚1組になっています。

幅25㎝のアモマットを敷けるように、床上に根太を並べ、タッカーやビスで固定します。

根太はフロア材が沈まないように、適宜間隔をとって敷きます。壁際にも根太を添って並べます。

コントローラーの設置

コントローラーはご使用になる際に使いやすい場所を選んで設置します。

コントローラーの1系統の負荷容量は、12A(最大15A)です。

床面をコントロールする方法として、主に次の3つの方法があります。

1)1つのコントローラーで全面をコントロールするケース(1系統用コントローラー)

2)広い面積を2つに分けて1台のコントローラーでコントロールする(2系統用)

3)広い面積を2つに分けて2台のコントローラー(1系統x2台)でコントローラーする方法。

お部屋の広さ、コントロール方法、アモマットの容量に応じてコントローラーを適切に設置してください。

合板の使用について

アモマットを敷いた上に、さらに床全面に合板を貼るケースもあります。

床上の仕上げがCF(クッションフロア)やカーペットの場合。

仕上げが木質系のフロア材の場合でも、フロア材を確実に安定させたい場合には、アモマットの上全面に合板(12㎜厚)を貼ります。ただし合板分だけ温度上昇が遅くなり、また床の仕上がりの高さも高くなります。

パンチカーペットの使用について

パンチカーペット(厚さ3.8㎜を推奨)をアモマットのサイズにカットして、アモマットの下に重ねて敷くことで断熱効果を高めることができます。

また、パンチカーペットを敷くことで根太との高さがほぼ同等になりますので、フロア材を使用する場合、直貼り工法用のフロア材を使用できます。

なお、アモマットのコネクション部分、折り重ね部分には厚みがありますので、その個所のパンチカーペットを切り取って厚みを吸収してください。

参考資料(施工説明書より)

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